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頭皮が乾燥すると脂漏性皮膚炎の症状があらわれる

脂漏性皮膚炎という言葉を聞いたことがありませんか。これは主に、人間の肌の常在菌であるマラセチアの代謝物が引き起こす湿疹です。この菌は皮脂が大好物であり、皮脂が多いところでは大増殖してしまうのです。皮脂の分泌量が多い頭皮で起こりやすいのが特徴です。

 

ただ、脂漏性皮膚炎という名称から連想するイメージとは異なり、この湿疹の発症には乾燥肌が関係しています。というのも、乾燥してしまうと肌の水分量が減ります。すると肌の潤いが失われます。人間の皮膚には肌を護るための機能が備わっているのですが、この状態ではその機能が低下してしまうのです。つまり、肌のダメージに対する耐性が弱まってしまうために、脂漏性皮膚炎の症状が強く表れるということです。そのことから、空気中の湿度が下がる冬場に患者が増える傾向があります。

 

では次に、具体的にどのような症状が出てくるのかについてです。最も顕著なのは頭皮の赤みと乾燥したフケでしょう。また、痒みがひどくなったり、脱毛を伴ったりもします。もちろん皮脂が関係する湿疹ですから、頭皮が脂っぽくなる、髪がベタベタすることもあります。また、頭皮以外にも、耳の後ろなどに痒みが出ることもあります。

 

脂漏性皮膚炎は根治が難しいと言われます。症状が重くなってから医師に相談する方が多いこともあり、治療を頑張っても慢性化しやすいのです。ですから、上記の症状に心当たりがあるという方は、早めに病院を受診されることを強く勧めます。それと同時に、洗顔で皮膚の清潔を保つことや、脂分を控えたバランスの良い食事を摂る、紫外線を極力避けるなどの対策を実践しましょう。なお、洗顔しすぎると肌の乾燥を招いてしまうので、やり過ぎには気をつけてください。